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「販売店ファースト」を貫く本質的なプロダクト開発。現場共創からはじまる、”リアルな進化”の軌跡
KINTOテクノロジーズが手掛けているサービスは、「クルマのサブスクKINTO」のみではありません。社内では、さまざまなプロジェクトが進行しています。今回は日本全国にあるトヨタの販売店に向け、プロダクトを提供するモビリティプロダクト開発部に焦点をあて、部長の星野さんにお話を伺いました。
販売店の課題を解決することには、特有のやりがいや面白さがあると話す星野さん。モビリティプロダクト開発部はどのようにして、全国にあるトヨタの販売店DXを実現しているのでしょうか。
■星野 モビリティプロダクト開発部 部長
出版系の企業にてWebに関連するさまざまな業務を経験したのち、フリーランスとして独立。開発案件を自ら開拓し、要求整理から設計までの工程を担当しながらEC案件を中心にキャリアを積む。その後は、メガベンチャーやゲーム会社、旅行代理店、順番待ちシステムを開発する大手企業などで、プロデューサーや開発責任者を歴任。2024年1月に、KINTOテクノロジーズへとジョインする。入社の決め手となったのは、テクノロジーによってモビリティカンパニーを目指すというトヨタグループのビジョンに共感したから。さまざまな業界で立場を変えながら培ってきた経験を武器に、モビリティプロダクト開発部が取り組む販売店のDXを牽引する。
全国に3,600店舗ある販売店のDXを主導するモビリティプロダクト開発部
――星野さんの所属するモビリティプロダクト開発部は社内でどのような役割を担っていますか?
星野:全国にあるトヨタの販売店のDXへと取り組んでいます。販売の現場が抱えている課題を解決するために、プロダクトを企画/開発/提供することが私たちの役割ですね。設立された当初は、オウンドメディア&インキュベート開発グループというひとつのチームでしたが、現在は大きく、開発を担当するグループと、企画推進を担当するグループの2つにわかれ、業務を行っています。
――星野さんの役割についても教えてください。
星野:私はモビリティプロダクト開発部の部長と、その配下にある企画推進系グループマネージャーを兼任しています。開発に対するディレクションやレビュー、採用、部内のルールづくりなどを通じ、メンバーが働きやすいよう環境を整えていくことが私個人の役割となっています。
――どのような経緯から部内のグループを分割することになったのでしょうか。
星野:KINTOテクノロジーズはもともと、トヨタグループ内で開発を専門に行う組織として設立されています。そのため、構成するメンバーは、キャリアの大部分を現場での作業に費やしてきた生粋のエンジニアばかりでした。そのような経歴を持つ人がマネージャーとなったとき、開発系以外のメンバーをどのように評価していくのか。このことが部内の潜在的な課題となっていました。グループを分割したのは、企画推進系のメンバーも正しく評価できるような仕組みを確立するためでした。メンバーの心理的安全性を確保するという意味では、この取り組みもまた、私に課せられたミッションのうちのひとつでした。
――現在、モビリティプロダクト開発部はどのような体制なのですか?
星野:すべてのグループを合わせて、約30名が在籍しています。発足時は20名前後だったので、そこから10名ほど増えていますね。一方で、現状は業務委託の比率が約6割と、決して低いとは言えない水準になっています。KINTOテクノロジーズや、モビリティプロダクト開発部が担っている業務には、プロダクトに対する理解など、専門的なノウハウが不可欠です。より実のともなった開発を行っていくために、今後は少しずつ社員の比率を高めていきたいですね。現時点で少なくとも5名ほど、将来的な規模拡大を見据えると、さらにそれ以上の人員拡充ができれば、より推進力を持った開発が可能になると考えています。
「現場の声」がすべての起点。”とりあえずやってみる”から始まる、販売店ファーストな開発
――星野さんはモビリティプロダクト開発部での仕事のどのような部分にやりがいや面白さを感じていますか?
星野:販売店の方たちと一緒になって、課題の解決を考えていける点でしょうか。実は全国にある販売店の大半は、トヨタグループと資本関係がない地場の企業によって運営されています。つまり、販売店で働く方たちはみな、外部のクライアントなのです。だからこそ、私たちは既存の関係性に甘えることなく、開発に向き合っていかなければなりません。
とはいえ、私たちはプロダクト開発のプロフェッショナルであっても、現場の業務に関してはまったくの素人です。そのため、普段から販売店の方たちと綿密にコミュニケーションを取りながら開発を進めています。課題の解決に直結するプロダクトを提供できた際には、業務効率、販売効率の良化を数字から実感することもあります。このように本質的な開発を行える点が独自のやりがい、面白さであると私は感じています。
KINTOテクノロジーズという社名から、私たちはクルマのサブスクリプションサービスであるKINTOに関連するプロダクトのみを開発しているように思われるかもしれません。しかし、実態はKINTOのみに限定することなく、さまざまなプロダクトを開発し、提供しています。モビリティプロダクト開発部の業務においては、仮にKINTOが選ばれなかったとしても、現場のボトルネックを解消できれば、より多くの成約を獲得できる可能性もありますよね。もしそうなれば、私たちと販売店の双方にメリットがあるはずです。
私たちが目指しているのは、販売店の方たちとのWin-Winな関係性です。販売店やその先にいるお客様の利益を最優先に考え、綿密にコミュニケーションをとりながら本質的な開発を行っていくこと。これは、私たちが業務に向かう上での前提であるとも言えますね。
――販売店の方たちとの共創において、印象に残るエピソードがあれば教えてください。
星野:現在取り組んでいる「お客様への提案を自動化するプロダクト」のエピソードが面白いんです。このプロダクトには当初、優秀な販売店スタッフさんの接客ロジックを言語化したものがシステムとして組み込まれていました。しかし、実際に使用してみると、意図したような提案が行えず、まったく使い物にならなかったのです。
そこで、私たちは販売店の方たちとコミュニケーションを取りながら、模式図のようなフローチャートを作成し、以前とは別の角度からシステムの再構築を行いました。ちょうどいまテストが進められているところなのですが、すでに前回より精度が向上していることを確認できています。
――お話を聞くかぎり、難しい開発であるように感じるのですが、費用対効果の観点からも優先して取り組むべき課題であるという共通認識だったのでしょうか?
星野:いえ、プロジェクトが立ち上がった当初は、「作ってみないとわからない」くらいの温度感で業務を進めていました。ここには「とりあえずやってみよう」というKINTOテクノロジーズならではのカルチャーも影響していたと思います。
「KINTOテクノロジーズはトヨタグループの一員なので、他の企業ほど厳密に採算を意識しなくていい」と、代表取締役社長の小寺はよく言っています。もちろん独立した組織なので利益を優先しなくてはならない場面もありますが、紹介したプロダクトのように、品質優先で開発にあたれることも少なくないですね。この点はKINTOテクノロジーズの大きな魅力だと感じています。マーケットインとプロダクトアウト、双方の良い面を両立できている開発組織はそう多くないのではないでしょうか。私自身、日々働きやすさを実感しています。
社会に届くプロダクトを、現場と共に創る。KINTOテクノロジーズの開発文化に必要なのは“自分ごと力”
――チャレンジを推進する組織風土以外の部分で、星野さんが魅力だと感じているKINTOテクノロジーズの環境、カルチャーがあれば教えてください。
星野:社内にいる各分野のスペシャリストと手を取り合いながら、スピード感をもって開発に臨める点が魅力だと感じます。ここには、メンバー同士の距離の近さも大きく影響していると思いますね。
KINTOテクノロジーズは、「トヨタグループに所属するいち組織であること」「グループ内の各企業とは一定の距離を置いた独立開発部隊であること」という二面性を抱えています。前者に関して、日本国内で保有されている自動車の約半数はトヨタ製であり、販売店は全国各地に存在しています。そのようなグループのアセットを余すところなく活用できる一方で、グループ内に多数いるステークホルダーには必要以上に影響されず、独立して意思決定を行えることが、私たちのスピード感のある開発を支えています。大企業とスタートアップ、それぞれの良い面を両立しているのが、KINTOテクノロジーズという開発組織なのです。
先ほどお話した「お客様への提案を自動化するプロダクト」では、企画が立ち上がり、実際に開発をスタートさせてから、約3か月でプロトタイプが完成しました。これまでのキャリアでさまざまな開発を行ってきたエンジニアの方なら、影響範囲の大きさとスピード感との良い意味でのアンバランスさに驚くと思います。トヨタグループと言うと、「大企業特有の堅苦しさがあるのではないか」と敬遠する方も少なくないかもしれませんが、KINTOテクノロジーズは、そのようなイメージとはほど遠いベンチャーらしさにあふれています。これこそが当社独自の組織風土であると言えるかもしれませんね。
――お客様との接点である販売店のDXを牽引する立場として、今後はどのようなことに取り組んでいきたいですか?
星野:短期の目線では、販売店の方たち、その先にいるエンドユーザー双方の体験をより良くするプロダクト開発に邁進していきたいです。たとえば、提案を自動化するプロダクトであれば、お客様のコーヒーの好みや、家族構成などを生成AIに学習させ、パーソナライズド機能を盛り込むことも可能だと考えています。これまでは属人化からの脱却が開発のテーマでしたが、今後はより高レベルな接客の実現に注力したいです。
また、中長期の目線では、販売店との協業の方向性も考えていかなければなりません。現在、日本全国に230社ほどある自動車の販売会社ですが、将来的には統廃合によって数を減らすと見られています。そのような時流のなかでは、私たちが開発したプロダクトをどのように使ってもらうのかが大きなテーマとなっていくでしょう。KINTOがSUBARUの車種にも対応したように、今後は他のメーカーの販売店との協業も見つめていかなければなりません。
現状のプロダクトの仕様ですべてに対応することは不可能かもしれませんが、私たちが積み上げてきたノウハウは、状況が変わっても活かせると確信しています。場合によっては、世界の販売店に目を向けるという選択もあるのかもしれませんね。
――最後に、当社は現在、エンジニアのキャリア採用に力を入れています。星野さんはモビリティプロダクト開発部の部長として、どのような方と夢を実現していきたいと考えていますか?
星野:当事者意識の高い方といっしょに働けたら嬉しいですね。私たちのパートナーである全国の販売店は、トヨタグループやKINTOテクノロジーズと直接資本関係のない企業によって運営されています。そのような座組で考えると、利益優先の思考にもなってしまいますが、私たちがほんとうに大切にしているのは、彼らが抱えている課題をいかに解決できるかなのです。だからこそ、プロダクトを開発する側であるメンバー、使う側である販売店の方たち、さらにはその先にいるお客様のことも自分事として考えていかなければなりません。こうしたマインドセットは、メンバーに等しく求められているものです。
そのような働き方に面白みを感じられる方であれば、絶対に活躍できる環境がKINTOテクノロジーズにはあると感じます。モビリティカンパニーを目指すトヨタグループのテクノロジーの中核として、私たちといっしょに力を発揮しませんか?みなさんのご応募をお待ちしています。