- プロダクトマネージャー
- 人事・採用コンサルタント
- エンジニア
- Other occupations (24)
- Development
- Business
- Other
株式会社フォワード 採用広報担当です!
今回のインタビューは、生成AI×HRという最先端のフィールドで、PdM(プロダクトマネージャー)兼エンジニアとして「エースジョブ」の開発をリードする森田さんにお話を伺いました。
少年時代に抱いた「世界を変えたい」という想いを胸に、今まさにプロダクトで社会課題に挑む日々。森田さんの歩んできたキャリア、そしてフォワードでの挑戦のリアルをぜひ最後までご覧ください。
★弊社プロダクト「エースジョブ」のご紹介はこちら
目次
「世の中を動かすのは、テクノロジーだ」——変わらない原点と今の挑戦
“本気の仲間”と挑むフォワードでの日々
PdMとしての仕事の醍醐味。カオスを楽しむ1日の過ごし方
生成AI開発のリアル。「制約」を超えて進化するプロダクト作りとは?
今ここでしか得られない、次世代PdMに必要な経験。
描きたいのは、働き方の未来。フォワードが目指すプロダクトのその先
最後に。越境したいあなたへ、一緒に“次の働く”を創りませんか?
「世の中を動かすのは、テクノロジーだ」——変わらない原点と今の挑戦
── まずは簡単に自己紹介とこれまでのキャリアについて教えてください!
現在はフォワードで「エースジョブ」のPdM兼エンジニアを担当しています。僕がエンジニアを志したのは中学生の頃。当時、マーク・アンドリーセンの「ソフトウェアが世界を食い尽くす」という言葉に出会い、衝撃を受けました。「世の中を変えるのは、きっとソフトウェアだ」と。
そこからは独学でプログラミングを学び、ゲームを作ってネットで公開したりするなど、実務を通してスキルを磨いていく道を選びました。
── 中学生の頃からエンジニアリングをされていたのですね。その後は?
「1日1つ新規事業を考える」ということを3年半続け、1,100案を生み出しました。最初の会社ではその一つが事業化され、CtoCのレンタルサービスを立ち上げるプロジェクトを任されたんです。
そこからフリーランス、起業、DeNAでの新規事業開発とさまざまな経験を積みましたが、一貫して「事業を生み出す」ことに情熱を持って取り組んできました。
“本気の仲間”と挑むフォワードでの日々
── フォワードに正社員としてジョインする決め手は何だったんですか?
きっかけは副業でしたが、名古屋さんから「そろそろ正社員で本気で一緒にやらないか?」と声をかけてもらって。その頃にはもう、フォワードのメンバーの本気度に惹かれていましたね。
メガベンチャーの現役役員でAIの専門家の方がシステム設計を担当していたり、元子会社代表だった方がプロダクトマネジメントをしていたり、日本に2人しかいないブロックチェーンのエンジニアと一緒に実装したりと、普通では考えられないほど恵まれた環境でした。
「このメンバーなら、絶対に世の中を変えられる」と確信しました。
── 「エースジョブ」への想いは?
採用って、人事の頭の中にしかない曖昧な判断基準が多いんです。それを言語化し、論理に落とし込んでプロダクトにする──それができれば、これまで見つけられなかった才能に出会える。この「世界中の才能を、解き放て」というミッションに、自分のキャリアすべてをかけたいと思いました。
PdMとしての仕事の醍醐味。カオスを楽しむ1日の過ごし方
── PdMの1日の流れはどのような感じですか?
一言で言うと「カオス」です(笑)。でも、それがこの仕事の一番の面白さだと思っています。
フォワードのPdMは、ユーザー理解からプロダクト設計、開発連携、CS業務まで幅広く担います。
ユーザーの声を直接拾うためにインタビューやヒアリングを行い、その場でプロトタイプを見せながら改善の方向性を探ることも少なくありません。そこで得た課題はすぐにプロダクトの仕様に落とし込み、必要に応じてプロンプトの設計やLLMのモデル選定、フィジビリティ検証まで自ら手がけます。
特に、PdMがここまで生成AIの技術領域──LLMのプロンプトエンジニアリングやモデル選定、技術的な実現可能性の検証まで責任を持つ環境は珍しいと思います。だからこそ、「プロダクトの未来は自分たちの手で切り拓く」という感覚をダイレクトに味わえるんです。
開発チームとは密に連携して、タスクの優先順位付けや進行管理を行いながら、自らもコードを書くことがあります。また、カスタマーサクセスとして実際に顧客対応をすることや、営業に参加することもあります。実際にプロダクトを使う立場に立つことで、開発者視点では気づけない課題を見つけることもあります。
こうした多様な役割を行き来しながら、「本当にユーザーに価値を届けられているか?」を常に問い続けるのがフォワードのPdMの仕事です。一般的な「職種の枠組み」に収まらず、自分が価値を発揮できる場所があれば迷わず飛び込んでいける。専門性にとらわれず、ビジネス・技術・顧客の壁を越えて挑戦できる「越境人材」こそが、ここでは大きく成長できると感じています。
好奇心旺盛な人にとっては、これ以上に刺激的な環境はないと思います。
生成AI開発のリアル。「制約」を超えて進化するプロダクト作りとは?
── 生成AIプロダクト開発ならではの面白さと難しさは?
プロダクトの仕様を考える上で「無理が利く」のが生成AIプロダクト開発の魅力だと思います。
自分でも「こんなもの作れるの?」と思わず疑ってしまうような機能が動く喜びは何物にも代えがたいですし、それを顧客に見せて驚いてもらえるときは、いたずらが成功したときのような楽しさがあります。
また、LLMの進化スピードは驚くほど速く、少し前まで最高だったモデルが、あっという間に時代遅れになることも珍しくありません。この変化の激しさも、生成AI開発の面白さだと感じています。
フォワードでは、こうしたスピード感に対応するために、LLMモデルをGUI上でワンクリックで切り替えられる独自の仕組みを整えています。新しいモデルが登場すれば、当日中に検証し、そのまま本番環境で運用を始めることもあるほどです。
一方で、プロダクトの仕様を考える上で特に難しいのは、現場担当者の思考プロセスをプロンプトに落とし込むことと、必要な情報をLLMに伝えることの2点です。
生成AIで現場担当者の人が納得するようなクオリティのアウトプットを出すためには、現場の思考プロセスを理解することが非常に重要です。現場の思考プロセスを理解するためには、実際に採用業務を行ったり、現場担当者が採用業務を行う様子を横から観察しながら話を聞いたりしています。
また、LLMには「知らないことは考えられない」という限界があるため、ユーザーが持っている情報を自然にLLMに渡せるようにするための体験設計や、継続的に学習できる仕組みづくりにも注力しています。
今ここでしか得られない、次世代PdMに必要な経験。
── フォワードのPdMとして、特にユニークだと感じる経験は何でしょう?
圧倒的なスピードと、ユーザーとの近さですね。エースジョブのβ版では、顧客からのフィードバックに反応して即日で機能をリリースしたりしました。トライアル中に改善点がなくなり、最終的には成約率100%という驚異的な結果を出しました。
実際に、契約いただいたユーザー様から「フィードバックしたら2〜3日で改善されてしまうから、フィードバックすることが無くなった」と言っていただくこともありました。これは、単に開発チームのスピードが速いだけではなく、ユーザー・CS・PdM・エンジニアそれぞれが密に連携できる環境があったからこそ実現できたことです。
PdMとして重要なのは、「ユーザーに焦点を合わせ続けること」および、「価値を素早く届ける」ことだと考えています。この力を鍛えるには、PdMとしての能力はもちろん、ユーザー価値とスピードに集中するための環境にも恵まれる必要があります。
フォワードはハイレベルなエンジニアやCSメンバーたちに恵まれ、PdMが描くビジョンを高速かつ高品質に実現するチーム体制が整っています。そんな環境で力を発揮した経験と実績は、新たにジョインいただく方のキャリアの中でも大きな財産になるはずです。
── 生成AIの良さを引き出すAIネイティブなUXって、どうやって実現しているんですか?
生成AIが組み込まれたプロダクトは今や多くありますが、「本当にユーザーの役に立っているか」という視点で見ると、まだ発展途上なものも多いと感じています。私たちが目指しているのは、AIを単なる「便利な機能」にとどめず、ユーザーの目的達成に寄り添って導く“コンシェルジュ”のような存在へと進化させることです。
実際に、「AIエージェント」の開発とリリースも行いました。ユーザーが必要な情報を入力するだけで、その背後でAIが複数のアクションを自動的に実行し、最適なアウトプットへと導く、そんな体験を実装しました。こうした設計はまさに「AIネイティブ」なUXの理想の一つだと考えています。
このような体験を作るには、バックエンドに選択肢やロジックを豊富に用意しながら、フロントでは徹底的にシンプルな導線を保つ必要があります。ユーザーが迷わず自然言語でやりたいことを伝えれば、AIが裏側で最適な操作を選択し、スマートに目的へ導いてくれる──そんな“考えるUI”がAI-UXの本質だと思います。
また、Notionのように「機能は最小限」「構造はシンプル」でありながら、AIが扱いやすく、蓄積された情報を柔軟に活用できる設計は非常に参考になります。エースジョブでも、全データを一つの構造に集約し、AIが文脈を理解しやすいデータ設計にすることも考えています。これにより、ユーザーには見せない複雑さの上に、なめらかな体験をつくることが可能になるのです。
PdMとして、こうした“裏側は複雑でも表はシンプル”という矛盾をどう成立させるかを考えるのは、ものすごくエキサイティングな仕事ですね。
描きたいのは、働き方の未来。フォワードが目指すプロダクトのその先
── 「エースジョブ」の未来はどんな世界を描いていますか?
採用はまだまだ非効率で、可能性が閉ざされている分野です。フォワードでは、採用活動そのものをもっとシンプルに、もっと自由にしていきたい。
「スカウト」「選考」「マッチング」すべてを最適化し、最終的には「出会いのチャンスの絶対数を爆発的に増やす」世界を目指しています。その先には、採用だけにとどまらない“働き方の未来”が広がっているはずです。
最後に。越境したいあなたへ、一緒に“次の働く”を創りませんか?
── 最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします!
「飽き性」でも「多動力がある人」でも大歓迎です。越境して、自分の枠を超えていける人ほど、フォワードでは活躍できると思います。
僕たちは、挑戦する人に惜しみなくチャンスを渡すチームです。決まった役割に縛られることなく、一緒に未来の「働く」を創りましょう。