「毎回同じような集計作業、なんとかならないの?」
「あのデータ、誰が管理してるのかわからない💦」
「分析したくてもデータが散らかってて無理🥺」
社会人として働き始めて数年経った今、こんなことを感じていませんか?
実はこれ、すべてデータ基盤の問題なんです!
そして、その解決のカギが「クラウド型データ基盤」にあります。
今回は、データ基盤の概要やクラウド型データ基盤の活用法などを解説します!
目次
データ基盤ってそもそも何?
なぜクラウド型が注目されているの?
若手社会人に関係あるの?
どうやって始めればいい?
データ活用はキャリアの土台になる
データ基盤ってそもそも何?
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「データ基盤」という言葉をあまり聞き慣れないという方もいるでしょう。
データ基盤とは、いわば企業内にあるさまざまなデータを、収集・蓄積・整理・活用できるようにする仕組みのことです。
ExcelやCSVファイルでバラバラに管理されていた売上や顧客データ、SNSの反応、ウェブのアクセスログなどを一箇所にまとめて、必要な時にすぐ使える状態にしておく。それが「データ基盤」です。
なぜクラウド型が注目されているの?
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従来はオンプレミス(自社サーバー)でデータ基盤を構築するのが主流でした。しかし、ここ数年でクラウド型への移行が一気に進んでいます。ネットワークを経由して利用できるクラウド型が普及した背景には、AWSやGCP、Azureなどのクラウドサービスが高機能で使いやすくなったことがあります。
私自身、AWS環境上でEC2やS3、Lambda、RDSなどを使いながらLinuxベースのシステム運用保守をしてきました。正直、クラウドのスケーラビリティと柔軟性には何度も助けられました。
あるとき、ログの急激な増加でディスク容量が逼迫したことがありましたが、S3に切り替えたことでストレージの上限を気にせず保存できるようになり、運用負荷が劇的に減ったのは今でも覚えています。
ここまでクラウド型データ基盤が普及した背景を話しました。
「クラウド型のことはなんとなくわかったけど、もう少し詳しく知りたい!」
という方のために、クラウド型データ基盤のメリットをざっくりとまとめます。
✅初期費用が少ない:ハードウェアを買う必要がない
✅構築スピードが速い:インフラをコードで定義してすぐに立ち上げられる
✅セキュリティが強固:IAMやKMSなどで細かい制御が可能
✅トラブル対応が柔軟:インスタンス再起動もGUIやCLIで一瞬
運用者目線でも、「わざわざサーバールームへ行かなくても、自宅などの好きな場所でシステムを管理できる」のは本当にありがたいです!
若手社会人に関係あるの?
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「クラウドとかデータ基盤とか、エンジニアの話でしょ?」と思う人もいるかもしれません。
でも実は、今のビジネスって、ほとんどが「データをどう活かすか」で決まるんです。
営業、マーケ、人事、企画――どの部署でも、「正しい情報を、正しく理解して、早く動く」ことが求められます。だからこそ、基礎的なデータリテラシーや、クラウド上でのデータの流れを理解する力は、若手のうちから大きな武器になります。
私自身、運用者として「なんでこのログがここに来ないのか?」、「なぜこのETLが失敗するのか?」を追いかける中で、ビジネスの裏側を技術から知る経験ができました。これは他の職種では得られない大きな学びです。
どうやって始めればいい?
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最初は小さくても構いません。
もし社内にAWSやGCP環境があるなら、CloudWatchのログを見てみる、AthenaやBigQueryでSQLを書いてみるといった簡単なところから始めてみてください。
また、Linuxの基本操作やシェルスクリプトを学ぶのも、データ基盤の裏側を理解する上でとても役立ちます。
「仕組みがわかる」だけで、自分の仕事の見え方が大きく変わってくるはずです。
データ活用はキャリアの土台になる
私はインフラエンジニア寄りの仕事をしています。しかし、最近は「インフラとデータの境目」がどんどん曖昧になってきていると感じています。
クラウド型データ基盤は、まさにこの境界を橋渡しする存在です。だからこそ、若手のうちからこの分野に関心を持ち、少しずつ触れていくことは、将来どんなキャリアを歩むにしても必ず役に立ちます。
若手だからこそ、変化をチャンスに変えられる柔軟さがあります。ぜひ、小さな一歩を踏み出してみてください!