アメリカ村から始まった、小さな挑戦
10年間勤めたアパレル会社を退職し、大阪・アメリカ村に自分の店を構えたのが、シンシアの原点。アメリカで直接買い付けた洋服や雑貨を並べ、お客様と対話しながら販売する日々。モノと人の距離が近いその環境に、確かな手応えと喜びを感じていました。
時代の波に乗って、ネットへシフト
数年後、インターネット販売が始まり、店舗を続けながらECにも挑戦。少しずつネットの売上が伸び、ついに店舗を閉じ、ネット販売に集中する決断をします。そこから服飾雑貨が中心のラインナップへと移行していきました。
仲間と出会い、会社を設立
人生の転機となったのは、生涯の友との出会い。共に立ち上げたブランド「RELAX」は、オリジナル腕時計として好評を博し、法人設立に至ります。順調に見えた矢先、大きなトラブルが発生。設立1年目にして仲間が離れ、2人だけになりました。
再起と新たな挑戦
それでもあきらめず、海外へ渡り、ゼロから商品開発に挑戦。ヒット商品をきっかけに再び仲間が増え、卸業やOEMも開始。友人や知人が力を貸してくれ、支え合いながら新たなステージへ進んでいきました。
次の世代へつなぐという決意
会社設立10周年、社員は20名を超え、自身も46歳に。これからは次世代へ経験と想いを受け継ぐ時期だと考え、新卒採用をスタート。3年間で6名の若手社員を迎え入れ、共に歩み始めました。
コロナ禍を乗り越えて、再び前へ
コロナによる創業以来最大のピンチ。業績は落ち込み、仲間も減りましたが、業務改善や商品開発を進めた結果、18期目には過去最高益を達成。変化に対応し続けた努力が実を結びました。
そして、19期目――さらなる成長へ
現在は、自社企画商品の強化、海外輸出の本格化、AIやアウトソーシングを活用した少人数精鋭体制への転換に挑戦中。創業当初と変わらず、「人とのつながり」を大切に、進化を続けています。