ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)では、世界の子どもたちの未来を支えるために、支援者(個人・法人)の方とのコミュニケーションを担うスタッフを募集しています。今回は、マーケティング部門でマーケティング業務を担当する中嶋さんに、仕事のやりがいや団体の魅力についてお話を伺いました。
自己紹介・現在の業務内容
——現在の職種・役割を教えてください。
マーケティング第2部法人・特別ドナー課の課長として、チームのマネジメントを担当しています。私たちの部門では、高額なご支援者やご法人を中心に、お電話やメール・ご訪問などを通じて直接コミュニケーションを取らせていただいています。ご寄付をくださるご支援者にはそれぞれにストーリーがあり、あたたかい思いがあります。こうしたお一人おひとりのご関心や、思いに沿うようなご提案、またご寄付の成果を実感していただけるようなご報告を心がけています。
また、生きた証を形にできるような、ご遺贈のご相談にも対応しています。
——具体的な業務内容について教えてください。
私の業務は大きく分けて3つあります。
1. ご支援者対応
支援者の方々とどのようなコミュニケーションをとり、どのように関係構築していくかをチームで決定しています。また、そのためにマーケティング部内での連携も行います。具体的には、以下の対応を中心におこなっています。
- メールや電話でのご寄付の依頼やお礼、ご支援の成果のご報告
- ご支援者の想いとご支援のマッチング・提案
- ご遺贈に関するご相談
- 企業との協働(CSRやCSV等)
2. 支援事業部、他国の事務所との連携
実際に現地に支援を行う部署や、他国のワールド・ビジョン事務所と連携し、ご支援者により適切なご提案や、より具体的で実感の湧くご報告ができるようにしています。
- 現地の子どもたちのニーズや、状況の把握
- 各種プロジェクトの進捗状況等の確認
- 現地スタッフとのディスカッションや情報共有
3. 分析・企画業務
支援データを分析し、より効果的な計画へと落とし込むことも重要な役割です。支援の流れを可視化し、どのような形で支援者の想いを具現化できるのかを検討しながら、最適な施策を立案・実行しています。
入団のきっかけ・決め手
——どのような経緯でこの会社を知りましたか?
大学時代に公共政策や公益非営利活動に関心を持ち、卒業後は社団法人に勤務しました。その後、育児を通じて子どもが健やかに育つことの重要性を実感し、WVJの求人を見つけ入社に至りました。
——入団の決め手となったポイントは?
東日本大震災を経験し、たくさんの小さな命が失われる現実を目の当たりにしたことで価値観が変化しました。WVJの迅速な支援活動を知り、その理念に共感したことが大きな決め手です。
WVJの魅力・働く環境
——実際に働いてみて感じた、WVJならではの魅力は?
世界のそれぞれの国の課題に合わせた幅広い支援を行っていること、日本のご支援者からのご寄付をしっかりと届けている点です。組織には優しく温かい人が多いことも魅力です。
——働く環境についてはいかがですか?
制度が整っており、働きやすいと思います。テレワーク制度によって、自分が効率よく働けるように考えて調整することができます。
現在の業務でのやりがい
——印象に残っているプロジェクトはありますか?
昨年末には、普段お電話やメールでコミュニケーションを取っているご支援者に日頃の感謝を伝えるべく、対面での報告会を企画し、開催しました。ご支援者お一人おひとりにストーリーがあることに感動しました。本当に多くのあたたかい皆さまに支えられて今活動が行えていることを、改めて実感しましたし、ご寄付をしっかりと支援地に届けていきたいと思わされました。
すべてのご支援者に直接お会いすることは難しいですが、、ご支援者とより深くつながることが重要だと感じました。
今世界は変化し、基本的なニーズも満たされない子どもがさらに多くなっています。より多くの支援者の思いを理解し、支援を必要としている子どもたちの未来をともに支えたいと思っています。
求職者へのメッセージ
——どんな人と一緒に働きたいですか?
ご支援者の想いを真摯に聞き取り、また支援地の子どもたちのニーズを良く理解して、最適な提案をできる方と一緒に働きたいと思います。
やりがいのある仕事に挑戦したい方、支援者と現地をつなぐ役割を担いたい方に最適な環境です。想いを持った人とともに、より多くの子どもたちの未来を支えていきたいです。
今回のインタビューを通して、WVJのスタッフが持つ価値観とエネルギーの強さが、ひしひしと伝わってきました。中嶋さんをはじめとするスタッフ一人ひとりが、自身の役割に誇りを持ち、団体の目的に向かって進む意欲に溢れていると感じます。