AI架空小説【第6話】「"できた"の感動」 | 株式会社ZERO-1
「今日はif文の続き...条件分岐、間違えると地獄なんだよなぁ...」夜。仕事を終えたあと、ノートPCを開くのが少しずつ習慣になってきた。画面に映るのは、Pythonの学習単元。if、elif、else...
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数ヶ月が経ち、いよいよ少しずつ仕事にも慣れてきた。
未経験での入社から始まり、最初は本当に毎日が不安だったけど、
学んだことを実際に使ってみるうちに、少しずつ自信がついてきた。
「さて、次の案件…どうしよう」
昼休み、カフェでのんびりしていたら、急にそんな気持ちが湧き上がった。
やっぱり、自分は「選ばれる人間」になりたい――
そのためには、今までの努力が足りないのかも、という思いもあった。
「でも、これだけは言える。今の自分は、少し前より絶対にできることが増えてる」
他の社員と比べてみても、以前ほど焦りを感じなくなった自分がいた。
むしろ、やりたい案件が増えてきて、どれに挑戦しようか悩む日々が増えてきた。
その時、ふと思い出したのが、代表が言っていた言葉だった。
「選ばれる人間になれ」
あれから何度も、その言葉を反芻してきた。
でも今、やっとそれが少しずつ理解できる気がしてきた。
学びを深めていくことで、自分の「選べる範囲」が広がっていく。
そして、何より今の自分のスキルに自信を持って、案件提案の面談に臨むことができた。
「この案件、絶対に自分がやりたいです。自信があります」
そう言えるようになった自分に、なんだか誇らしさを感じていた。
以前、自由な働き方を夢見ていた。
でも、実際にその生活を手に入れるには、もっと大変な現実が待っている。
理想と現実のギャップを感じながらも、真の“自由”とは何かを考え始める。